【Galleria Borghese】
1616年、枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼが夏の別荘として建設。
彼がパトロンであったベルニーニの彫刻を初め、
中世のイタリアを代表する、多数の芸術作品をコレクションに収める。
1903年よりイタリアの国立美術館として一般公開される。
ローマの数ある美術館の中でも、その豪華さと素晴らしい作品群、そしてボリューム的にも(バチカン博物館は広大なので気合と体力も必要)、私のお気に入りナンバー1に挙げるのが、このボルゲーゼ美術館です。
数年前までは、散歩のついでに気軽に入場できたのですが、現在は事前の予約が必須となりました。
せっかくの機会ですので気合を入れて、朝一番の9時の予約を入れて、いざ訪問。
予約の際に「30分前には到着して下さい」と言われたので、遅れないように朝6時起床で暗いうちから出かけていきました。
8:25 到着、入り口前はすでに行列です。
8:35 ドアが開き、順番に入場手続きが始まりました。
まずはカウンターで予約番号を告げて、チケットを受け取り、次にクロークに手荷物を預けます。
バッグや携帯電話は館内持ち込み禁止となっています。
※カメラは2014年6月より持ち込みOK,作品の撮影も可能です。
身軽になって、館内のショップなどを覗きながら入場時間まで待ちます。
いよいよ9時、スタッフにチケットを見せて入場です。
階段を上って、まずは1階の展示室から。
1階は主に彫刻、2階は絵画の展示が中心となっています。
室内に1歩入って、いきなり目に飛び込む豪華絢爛さに圧倒されてしまいました。
展示作品だけでなく、壁面、天井、調度品まで、至るところに装飾の嵐。。。
どこに視点を定めてよいのやら、クラクラしてしまいます。
しばらくすると目も慣れてきて、名作コレクションに注目します。
ベルニーニ「プロセルピーナの略奪」 |
ベルニーニ「ダビデ」 |
カノーヴァ「パオリーナ」 |
ベルニーニ「アポロンとダフネ」 |
ドッソ・ドッシ「アポロンとダフネ」 |
カラヴァッジョの間 |
カラヴァッジョ「果物籠を持つ少年」 |
グエリエーリ「ロトと娘たち」 |
ティツィアーノ「聖愛と俗愛」 |
天井画がなかなか面白いです。
ニヤニヤ笑いで見下ろす男達 |
この遊びはスゴイ! |
子供は遊びの天才ですね |
目が落ち着いてきて、1周目とはまた違った発見を楽しめます。
Galleria Borghese
ボルゲーゼ公園内。
テルミニ駅よりバス910番で約15分。
開館時間:9時~19時(月曜休館)